なぜ企業は利用するのか?ファクタリングの目的を徹底調査
2018年9月11日

企業の多くが資金調達として「ファクタリング」を利用しています。業種によっては融資よりも気軽に利用されているケースが多くなっているのです。
そもそもファクタリングとは売掛金の売却を指しています。売掛金は期日にならなければ入金されませんが、その期日前に現金を得られるのがファクタリングなのです。
こちらではファクタリングの利用目的について明らかにします。なぜ多くの企業が資金調達法として活用しているのでしょうか?
目的その1|キャッシュフローの改善
・現金の保有額を高める
企業として資金繰りは極めて重要です。資金繰りが悪化してしまえば、会社としての存続は難しい状況になってしまうわけです。
ファクタリングを利用することで、保有していた売掛金を現金に変えることができます。要はキャッシュフローが改善します。現金が多く会社にある状態となるので、資金繰りの問題が解決するのです。
売掛金は本来であれば1ヶ月後や2ヶ月後に入ってくるものかもしれません。それが1ヶ月や2カ月前倒しで現金化されるわけです。当然資金繰りは改善します。
目的その2|貸し倒れのリスクを低減する
・ファクタリングしていれば貸し倒れのリスク0
売掛金は将来的にお金を払う約束で発生しているものです。期日になれば取引先から入金がされるはずです。しかし100%入金がされるわけではありません。取引先の資金繰りが悪化して入金がされない、といった自体に発展してしまう可能性も少なからずあるのです。
その売掛金をファクタリングで現金化しておけば、貸し倒れリスクはゼロになります。売掛金をファクタリングは売掛金を売却してしまうものです。よって貸し倒れた場合の回収義務はありません。ファクタリング業者側が対応することになります。
目的その3|BSのスリム化
・売上債権を減少させて自社の評価を高める
売掛金は貸借対照表(BS)では資産の部に表記されることになります。しかし売掛金に関しては資産ではありますが、前述したように貸し倒れが発生する可能性もあるのです。
よって金融機関等が自社のBSなどを見た時に売掛金の額が高額であると、評価を下げる可能性が出てきてしまいます。売掛金は貸倒れる可能性があり、必ずしも現金化されるわけではありません。
ファクタリングを利用することで売掛金の額を引き下げることが可能です。結果としてBSのスリム化が達成できるので、金融機関からの評価も高まり融資が受けやすくなる、といったメリットも出てくるわけです。